失敗して良いからね♪……
【ミスして良いんだよ♪】
リレーション・再現性と言う言葉をよく耳にする。僕はこの言葉が大好きだ。
「たくさん失敗して良いからね♪」ーー皆さんはこう言われて、どんな感情を思い起こしますか?
「とは言っても…」と思う方もいらっしゃれば、純粋に
「ミスはしていいんだ!やった!(どんどんチャレンジしよう!)」
と思う人もいる。
単純な僕の思考は間違いなく後者だw
入社1年目。こんな言葉をかけてもらえたらどれだけ心落ち着いたことだろう。
【僕の仕事】
入社5年の時を経た僕は今、直属の後輩が30人程になった。
後輩が増えるたびに楽しいと思う私は、俗にいう変態だw
【全ての失敗を生かす】
「申し訳ございませんでした」ーーこの言葉と共に深々と頭を下げ、お客様に精一杯の償いをさせていただく。後輩と共に行う厳粛な業務。これが私の仕事だ。
ミスは誰でもするし、僕もたくさんの失敗をしてきた。
だから後輩の気持ちはよく分かる。
ミスをすれば責任が重くのしかかる。その重みに耐えられず辞めていく者もいる。
だからこそよく分かる。
失敗した後が大事なのだと。
一緒に頭を下げ、お客様に改善案を提示した後が成長の分かれ目だと学んできた。
そんな僕だからこそ強く思うことがある。
〝ミスをした後、一緒に乗り越えることが大事なのだ〟 と。
【僕の領分】
会社員の仕事には領分がある。
後輩の失敗を次に生かすのも僕の領分だ。
※ココでの領分とは〝その人の立場だからできる仕事〟を示す。
事の重大さに気づき深い反省が見られる後輩に僕は
いつもこんな言葉を投げかける。
「失敗はしても良い。そこから学び、改善すれば良いだけのことだよ」と。
…多くの失敗をしてきた僕にとってこの言葉は心に深く突き刺さる。
自分に刺さる言葉を相手に投げかける事の大切さも僕は
多くの経験を通して学ばせてもらった。
だからこそ僕は、更に後輩に寄り添いたくて、こんな言葉を問いかける。
「その失敗を自分の後輩がしない為に、
君は今から何ができるかな…?」と。
僕はこう願っている。
〝同じ失敗を後輩にして欲しくない〟と。
そしてこう信じている。
〝その改善が君の後輩が失敗した時の一助となるから〟と。
【伝えたい想い】
僕には〝目指したい先輩〟がいなかった。
だから僕は〝目指したい先輩〟になろうと決めた。
〝君の成長の力になれる先輩〟で僕はありたい。
全ては成長の基盤づくりなんだ。
多くの失敗して、
多くの〝成長マニュアル〟を作成し、
数多くリレーションしていく。
そのマニュアルはやがて
〝誰でも成長できるマニュアル〟となり、
〝誰もが成長できる組織づくりの基盤になる〟と。
僕は信じているんだ。
あなたの失敗は全て生かせる事を。
だから僕は失敗をした後輩に伝え続けるんだ。
「失敗して良いからね♪(僕が一緒に頭を下げに行くから)」
「失敗して良いからね♪(僕と一緒に成功のマニュアルを作ろう)」
と。
この全てを伝えるために僕は後輩に熱意を持って伝えたい。
コレが僕の仕事である。
「たくさん失敗して良いからね♪(一緒に成長しよう!)」と。
ドキドキの先に……
【魅惑の一言】
「こういう人が好きなんだよね」ーー冒頭の写真のように、
こう言われて見つめられたら、皆さんはどんな感情が湧きますか?
僕はもうイチコロです。ドキドキは最高潮まで上がりますw
こうなったらもう止まりません♪
人には一次感情と二次感情というものがあるようで、
一次感情・・・本能
二次感情・・・理性
コレで自分をコントロールするそうですw
...こんな高度な技、僕には使えないw
ある日のイベントで、僕は美女に出会った。
その方は気さくで気立てがよく、周囲を笑顔にする天才だった。
とあるイベントで出会った此の方は特別な空気感を持っており、空気を回すのがとても上手い。笑い話に花が咲く。あまりに盛り上げ上手なので同じ参加者から「サクラかw」とイジられるほどw。「サクラじゃないですよ⁉︎w」ーー間髪いれずに放つその言霊でさらなる笑いを呼びこむ。やはり天才だ。
シーンは変わって。
此の方が「お隣良いですか?」と。その様は…もはや接待であるw
そしてその極上の接待を受ける僕。
話を引き出してもらううちに気付いたのは、此の方実はめっちゃ聞き上手だと言うこと。先程まであれだけ場を盛り上げていた人とは思えないくらい、2人になると静かに言葉を紡ぎ出していく。癒される言葉の数々に自然と気分が良くなる。
此の方と過ごす時間はとても楽しい。
2人のやり取りは恋愛の話に。話しやすい空気を作ってくれる此の方の前で、口下手な僕の話はもう止まらない。一生懸命語る僕を笑顔で見つめる君。
話しながら感じる僕の心臓の鼓動は、大きな音を立てて僕の耳に聞こえてくる。
もうたぶん、好きになる寸前だ。
好みのタイプを聞かれ、此の方に聞き返す僕「どんな人がタイプなの?」と。
「短髪で筋肉質で笑顔がクシャ♪ってなる優しい人♪」ーー
これは僕が色んな人から言われてきた嬉しい言葉ではないか!
「もはやこれは…」と僕。
高鳴る鼓動はもう止まらない。
此の方への興味はもう止められない。
そして此の方からココで、
笑顔で放たれる一言。
「そういう人が好きなんだよね♪」と……。
その笑顔とその言葉に僕の胸は一瞬で貫かれた。
もうイチコロである。
ドキドキは最高潮に達し、他の参加者が全く目に入らなくなった。
僕の恋の始まりである。
【数日後】
此の方とはその後、何度か飲みに行くようになった。
毎回、時間を作ってくれることが嬉しく、
共に過ごす時間が楽しい。
友達との飲み会に行けば場を盛り上げ、
一周まわって一息つくと僕の隣に。
そして極上の接待が始まる。
また僕の楽しい時間の始まりだ。
楽しい時間も終わると駅まで送る僕。
僕「いつも楽しい時間をありがとう!」
此の方「こちらこそいつも楽しい時間をありがとうございます♪」
このいつものお礼返しと笑顔をもらう度、僕の心はとても穏やかになる。
帰り際の弾む会話の中で僕はずっと気になってたことを聞いた。
僕「彼氏はまだ欲しいと思ってる?」
此の方「…思ってますよ♪」
今も欲しいか聞くと、笑顔で答える此の方。
チャンスだと思った!
本当は〝付き合おう〝と言いたかった。
でもまだ早いとも思った。
だから僕は話ながら考え、今言える精一杯の思いを勇気を出して伝えた。
「好きになっても良いですか?」と。
その言葉の後、一瞬の無音が続き、僕の鼓動だけが音を成す。
答えが気になる。
そして此の方は、笑顔で頷き「嬉しいです。ありがとうございます」と。
僕は嬉しかった。
嬉しくて差し出した手を此の方は握ってくれ、僕らは帰宅した。
僕の楽しい帰り道である。
End.
“3畳”の居候
【不思議な此の方】
「住む家が無いの!真剣に考えて!」ーー皆様はこの言葉を聞いた時、どんなシーンを思い浮かべますか?
家出した友達が相談に来たのか、はたまた不動産屋さんに理想の物件を探すよう懇願しているのか…
とある日のイベントをきっかけに仲良くなった2人。意気投合した僕らは良く遊びに行くようになった。明るく気立ての良い此の方は、まるでベルフラワーのような人だ。
此の方といると笑顔が絶えない。
ある日、安価で都内の○○区で一人暮らしをしている事を話すと、目を輝かせながら「見てみたい!」と。過度な期待を持たせ過ぎてはいけないと思った僕は控えめに告げた。「でも、3畳だよ」と。すると此の方の目はさらに輝きを増し「面白い!」と満面の笑みが。……衝撃だった、引くであろうと思っていたのに。次の一言が僕にさらなる衝撃を与えた。「住む家が無いの!(私が住めるように)真剣に考えて!」と。
突然の出来事に理解が及ばなかった。確かに都内駅近の魅力的な物件だが、前述の通りココは“3畳”のワンルーム。成人した大人が1人で住むのが最適な空間であることは想像に難くない。だが今此の方は、目の前で瞳をキラキラさせながら“ココに住む!”と。
それに対する僕の選択はというと…一択しかなかった。だがそれは想像を超えた選択だった。
その方の発する熱量と雰囲気になぜか「此の方といると面白いかも」と思ってしまった。ココから“3畳”の居候とのミニマリスト生活が始まる。(続く)
※ミニマリスト:狭い部屋を好み、そこに工夫を凝らして住む方々の事。
【感謝】
一緒に生活してみて感じたことは、此の方は気遣いの天才だった。そんな此の方へ感謝を伝えたいと思っていた、ある日の夕刻。
ふとした会話から『じゃあ私にも花言葉を送って!』と。
チャンスだと思い僕は此の方に『周りから見られる印象』と『僕から見たイメージ』の2つをプレゼントした。
①周りから見られる印象:☆ベルフラワー☆➤(花言葉:楽しいおしゃべり)別名:乙女桔梗(おとめぎきょう)
②僕から見たイメージ:☆フリージア☆➤(花言葉:無邪気、小ぶりで可愛らしい)
気に入って貰えたようでとても喜んでもらえた。その姿が僕も嬉しかった。
此の方との生活は楽しくいつも笑い声が絶えない。この“3畳”の居候は今、無邪気な笑顔で隣に座り、身体を左右に揺らながら鼻唄を歌っている。とても愉快で素敵な方だ。
<花言葉出典>
ベルフラワー:https://tanpure.com/29510/#i-8
フリージア:https://tanpure.com/1469/